俺の中学校がテロリストに占拠されたのはどう考えてもテロリストが悪い!第67話。

自動小銃MS-900を暴発し、大人のプライドをべきべきに破壊した、西本願寺マサルは、校内を隠れながら進んでいた。一体、どこに行けばいいのか?そのことを考えながら、敵から逃れるように歩いていたのだが、自然と、自分のクラス。2年G組に戻ってきていた。そっと窓を覗いてみる。

驚いたことに窓の中は、つまり、教室の中は、何もなかった。何もなかったとは、誰もいないという意味ではない。つまり、空白の世界がただ広がっていて、真っ白な世界だった。三次元である感じすらなく、まるで、開けた空白のノートが、教室の中に広がっているような感じだった。

マサルは、ふと思った。MS-900を手に入れるところまでは考えていた。しかし、その後のことは考えてなかったのだ。その心象風景が、映像となって現れたのかも知れない。

実際のところ、この小説は、だいぶ昔に断片的に書き続けていたモノを、空白を埋める形で、公開している。そのメモを見てみると、次に書かれているセリフは、以下のようになっている。

「君らの中でチョロチョロと動き回っているネズミがいるらしいが、男らしく勝負をしようじゃないか。」

しかし、それよりも前は空白。この直前まで、いかなる戦いがあった後に、矢次政次郎との対決になるのか?そして、その時に、仁和寺マサコはどうしているのか?全てが空白なのである。真っ白な教室は、そのことをメタ的に暗示していて…。


はっと、マサルは、トイレの中で目を覚ました。夢だったのか。G組に行く前に立ち寄ったトイレの中で、うたた寝をしている間に見た、浅き夢。夢だった。しかし、それはマサルの不安の現れだったのだ。

マサルは、武器を手に入れた。そして、その後には、何をしたらいいのか?マサルは、そんなことを考えていた。不安だ。

続く。

ルール。

  1. ブクマコメントで展開希望があったら、それに習って進んでいく。
  2. なかったら通常通りに進んでいく。